診療案内Medical Treatment

にきび(じんじょうせいざそう)ニキビ(保険診療)

10代~30代に多く、顔や背中、胸など皮脂腺の多い部位にできやすい特徴があります。はじめは面皰(めんぽう)と呼ばれ、皮脂が毛穴につまっています。入り口が黒いゴマのようにみえる黒ニキビと入り口の見えない白ニキビに分けられます。症状が進むと、面皰が赤みを帯びてきたり、膿が溜まったり(膿疱)してきます。治り辛いニキビは、治ったあとに傷跡(瘢痕)ができることがあります。

ニキビができる原因はホルモンバランスや皮脂の分泌が多いこと、毛穴のターンオーバーの乱れで毛穴に老廃物がたまること、それにアクネ菌が増加することが大きな柱であると言われています。


治療法

スキンケア

洗顔料を用いて皮脂や汗、汚れを落とします。
1日2回、たっぷりとしたキメの細かい泡で顔を包み込むように洗いましょう。泡が消えるまでしっかりとすすぎますが、このときにゴシゴシこすらないように心がけます。洗顔後、乾燥が気にかかるようであれば化粧水や乳液をやさしくなじませるように使用しましょう。 このとき使う基礎化粧品は、にきびができにくいかどうかを調べるコメドジェニック試験をしている製品が安心です。

外用薬

アダパレンゲル

毛穴のターンオーバーを早めて毛穴詰まりを改善します。使い始めは皮膚がぽろぽろ剥がれたりほてりや赤み、かゆみ、ひりひり感、乾燥などの刺激症状が出ることがあります。刺激症状は大抵2週間程度で感じなくなってきます。ニキビ自体が減ってきたと自覚するのは大よそ3か月を要します。根気よく継続することが大切です。

過酸化ベンゾイル

毛穴詰まりを改善し、アクネ菌の増殖を抑制します。 こちらも刺激症状を2週間程度感じやすい時期があり、効果を実感するのは3か月を要します。

抗菌薬

アクネ菌やブドウ球菌に引き起こされたニキビの炎症を治療します。

※外用薬のそれぞれの特性を生かした抗菌薬配合アダパレンゲルやアダパレン過酸化ベンゾイル配合ゲルもあり、ニキビ治療には高い効果をもたらしています。

内服薬

抗菌薬

菌そのものに対する殺菌効果やニキビの炎症を抑える効果を目的にします。

漢方薬

ニキビの炎症を抑える効果を目的にします。

※ニキビの状態に応じて外用薬や内服薬を組み合わせて治療します。

 

処置

面皰圧出

ニキビに針で小さな穴をあけて、毛穴にたまっている皮脂を押し出します。


よくあるご質問

ニキビの部分にメイクをしてはいけませんか。

メイクをしてはいけないことはありません。ただし、お肌にあった化粧品を使いましょう。基礎化粧品と同様ににきびができにくいかどうかを調べるコメドジェニック試験をしている製品が安心です。そして大切なのは1日の終わりにきちんとメイクを落とすことです。オイルクレンジングを用いても構いませんが、そのあとによく泡立てた洗顔料を用いてオイル成分を洗い流しましょう。洗顔のあとの乾燥が気になる場合はお肌が潤っている間に保湿をしましょう。

生活上で気をつけることはありますか 。

規則正しい生活を心掛け、バランスのよい食事をこころがけましょう。ニキビはなるべく触らないように気を付けます。ヘアスタイルや服装もなるべくニキビに触れないようなものがよいでしょう。

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